スクリーンリーダー用に表示内容を最適化

音声ブラウザ向けページ内リンク

本文へ進みます

サブコンテンツへ進みます

メインナビゲーションへ進みます

ページナビゲーションへ進みます

音声ブラウザ向けリンク終了

ここからメインナビゲーションです。

ここまでメインナビゲーションです。

ここからサブコンテンツです。

ここまでサブコンテンツです。

情報誌「ひこうせん未来」

ここからページナビゲーションです。

ここまでページナビゲーションです。

ここから本文です。

         編集後記 【命の選択】

  大学の特別授業に参加しました。テーマはいのちと医療をめぐる「選択」についての講義でした。その中で出生前診断の話がありました。

 

●出生前診断とは
 妊娠中に実施される赤ちゃん(胎児)の発育や異常の有無などを調べる検査を行い、その検査結果をもとに、医師が行う診断のこと。出生前診断を行うことにより、形態異常(見た目でわかる異常)や染色体異常(見た目だけではわからない異常)といった胎児の先天性疾患(病気)を調べることができる。


●事例「産むか生まないか」の選択
 ある夫婦が、産科医院で、妊娠11週になった赤ちゃんのエコー(超音波)検査結果で、医師から、お腹に針をさして羊水を取る「羊水検査」によって、ダウン症などの染色体異常かどうかわかるので検査をするよう、すすめられました。検査の結果、染色体異常とわかり医師からすぐに人工中絶するかどうか尋ねられました。夫婦で話し合いをした結果「子どものうちは育てられるけど、自分たちがいなくなったら、この子はどうなるかわからない」と夫は不安を口にし、妻は「陽性だった人のほとんどが中絶している」との情報で中絶をする決心をしました。それからの女性は、自宅の仏壇の前で、毎日泣き続けました。「何も悪くないのに。ごめんね」と言って。

 人としての命が宿っているお腹の子の命の選択を、夫婦に迫る医師、つらい選択をしないといけない夫婦。命の選択を迫るような検査をたとえ求められたとしても、しないといけないものなのでしょうか。
 お腹の赤ちゃんは、声は出せなくても「生きたい」と言っているかもしれません。
 たとえ、まだ生まれていない人の命でも「命の選択」の権利は、夫婦でもなく医師でもなく、本人にあると思います。
                                                                       【竹ちゃん】

ここまで本文です。

印刷用のページを表示する

ここからサブコンテンツです。

ここまでサブコンテンツです。