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 北九州市障害福祉情報センター > ひこうせん未来 > 84号 > 

バリアフリーツアー講演会を開催しました

情報誌「ひこうせん未来」

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バリアフリーツアー講演会を開催しました

公益社団法人 北九州市身体障害者福祉協会

櫻木 奈緒子


 平成31年2月2日(土)にバリアフリーツアー講演会を(公財)北九州市身体障害者福祉協会が主催で開催しました。

 この講演会を開催するきっかけとなったのは、市外・県外の方からの観光に関する「ボランティアを紹介してほしい」、「お勧めの観光地を紹介してほしい」といったお問合わせが少しではありますが、以前に比べて増えたこと。また、当協会の会員団体が毎年企画しているバスハイクで「どこに行こうか」「行きたい先はバリアフリーの施設なのか」と悩み、「ツアーの企画が大変」といった声をよく聞くようになってきたことです。

 今回は、島根県の「特定非営利活動法人プロジェクトゆうあい」が運営している松江/山陰バリアフリーツアーセンターのセンター長、川瀬篤志氏を講師に迎え、前半は『みんなが楽しめる北九州観光を考えよう!』というテーマで講演していただき、後半では、参加者全員で、『私が考える、おすすめ北九州観光!』というお題でグループワークを行ないました。
 講演では、川瀬氏が所属するプロジェクトゆうあいの事業のひとつである、障がい者社会参画支援事業の『バリアフリーのまちづくり』、『観光バリアフリーの取り組み』についてお話をしていただきました。
 その取り組みのひとつに情報誌の発行があり、『てくてく日和 山陰』を年に4回、各号8000部発行しています。当協会にも年に4回届くのですが、島根の観光地の情報が盛りだくさんで、障害があっても「行ってみたい」と思える情報誌です。

 障害のある担当者が「ここに行ってみたい!」「〜〜してみたい!」という提案をして、取材先を決定しているそうです。

 てくてく日和には、施設利用や食事など実際に体験したことについての率直な感想も掲載されています。

 また、施設の設備に関する情報も詳しく掲載されています。
 松江/山陰バリアフリーツアーセンターの運営も取り組みのひとつで、障害のある人の人的ガイドサポートや観光バリアフリー情報の案内、環境整備を役割として担っているセンターです。

 旅行者が旅行に出発する前の様々な不安要素をひとつでも取り除き、旅行者の〝行きたいところ〞へ、安全安心に旅行を楽しんでいただきたいという想いのもと、活動に取り組んでいるそうです。

 後半のグループワークでは、4グループに分かれ『市外から来た観光客に小倉駅を降りて半日で北九州を楽しむ!』という半日観光プランを考えていただき、最後に班ごとに発表していただきました。

 発表されたプランは、すべての人にバリアフリーのプランではありませんでしたが、対象者によっては利用することができるのではないか、介助者がいれば楽しめるのではないかといった声を聞くことができました。

 また、「実際に行ってみないと、どこにバリアがあって、どの部分がバリアフリーなのかが分からない。」、「今度、実際に行ってみれるといいね」という声も受講者から聞こえてきました。

 確かに同じ場所でも、障害などによるその人の置かれている環境が違うと、見方も変わると思います。

 いろんな目線で情報を提供できるように、事前にその場所に行って、自分の目で確認することが大切だということを講義の中でも川瀬氏が話されているのを聞き、私も改めて事前の下見の大切さについて再度考えることができました。
 講義の中では『パーソナルバリアフリー基準』というキーワードが出てきました。

 これは、『障害の数だけバリアの数はある。「段差あり、なし」などといった画一的な基準ではなく、バリアが人それぞれによって異なる。バリアフリーだからではなく、旅行者が行きたいところ、楽しみたいことを実現するための基準』だそうです。
 〝行きたい時に、行きたいところに行く〞ということは障害があってもなくても、みんな同じで、旅行を楽しみたいというのは当たり前のことだと思います。

 企画する時についつい、段差がないところ、車いすでも利用できるところといったことを第一条件で企画してしまっています。

 それが、行きたいところなのか、やってみたいことなのかということは二の次になってしまった企画を立てていたなと担当者である私自身が反省しました。

 参加者が行きたいところ、やってみたいことを第一に考え、楽しんでもらえるような企画をしていけたらと思いました。
 いつか、グループワークで出し合ったプランを参加したいという方と一緒に実際に行けたらと思っています。

 島根県で旅のお手伝いをしてくれるのが、松江/山陰バリアフリーツアーセンターです。全国にも日本バリアフリー観光推進機構の加盟団体があり、障害者や高齢者が旅行を楽しむためのお手伝いをしてくださるそうです。

 

 お問い合わせは・・・

  松江/山陰バリアフリーツアーセンター
   電 話:0 8 5 2 - 6 1 - 0 1 9 9
   F A X :0 8 5 2 - 2 7 - 7 4 4 7
   URL:[email protected]

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