パラクライマー小林氏、武内市長とのトークセッションに参加して
障害者スポーツセンターアレアス
所長 有延 忠剛
去る7月12日、土曜日に小倉昭和館で、「登るチカラ、つなぐ未来 ~小林幸一郎さん
と描くインクルーシブなまちづくり~」と題して行われたトークセッションと映画上映会
に参加しました。
今回、小林氏、そして武内市長と横並びでトークするという大変貴重な機会、そして大
役をいただき、どうにか無事?役割を果たすことができ、大きな安堵感に包まれておりま
す。
後半の映画上映会では、小林さんのパラクライミング世界選手権4連覇を含む過去の
映像がドキュメンタリータッチで紹介され、小林さんと彼を支える方々の情熱とチャレン
ジに心が大きく揺さぶられました。
そして、ラストシーンが凄かった。
全盲の小林さんが険しい崖をまさに命がけでよじ登り、頂上に辿り着いたその後、足場の狭い頂上に仁王立ちとなり、片手に持った白杖を天に衝き上げている姿は、最高に痛快な情景でした。
そこで思うのです。今回は、全盲のパラクライマー小林さんが主人公でしたが、例えば
アレアスを利用する障害のある人が映画の主人公となったなら…。
きっと、またそれぞれに感動があるはず。私たちはその一人ひとりを応援し、支えるのが使命であり、喜びとしなければならないのだと。